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東洋医学からみる花粉症

こんにちは

 

少しずつですが、暖かくなってきましたね。

これから、花粉シーズン到来の季節です。

まだ花粉症状はありませんが、毎年花粉症に悩まされるので今のうちからマスクをして対策をしています。

 

東洋医学でいうと、『全ての器官は顔に通ず』

「目は肝」「耳は腎」こうした身体の各器官、つまり五臓六腑はすべて、顔のどこかの箇所と深いつながりを持っています。

 

顔の中で最もエネルギー量の使用比率が高い「目」は、血液をたくさん必要とするため、血液の貯蔵庫である「肝臓」の状態が現れやすく、老化とともに聞こえづらくなってくる「耳」は、同じく年をとると弱ってくる泌尿器系、生殖器系の「腎臓」の状態が現れやすい、というのも、とても納得がいきますね。

 

東洋医学でいう「肺臓」呼吸器系全般をさしますから、顔の中で直接呼吸に関係している「鼻」が、肺や気管支などの状態を表しているということになります。

 

「胃腸」等の消化器官は、食べ物が入り込む「口」と深いつながりがあります。すべての食物は、必ず口を通って体内に到達するので、これもわかりやすいですね。

 

舌の苔は、舌苔(ぜったい)といわれ、伝統医学の一つであるアーユルヴェーダでは未消化物の目安として診察にも用いられます。舌だけでなく、鏡を見るたびに、目や耳、鼻や口などをチェックする習慣をつけることで、毎日簡単に、自分の健康診断ができることと思います。

 

写真は先日行った江ノ島水族館近くの海岸からの夕日